本間家能舞台
本間家能舞台 紹介動画
佐渡の歴史的能舞台
江戸初期より佐渡宝生流能の指導的役割を担ってきた本間家が所有し、佐渡にあって唯一個人所有の能舞台。
明治時代の建築美
現在の建物は明治18年(1885)に再建されたものといわれ、装飾的な細部の意匠がみられる。
舞台は寄棟造桟瓦葺(よせむねづくりさんかわらぶき)で、本舞台と後座(あとざ)からなり、鏡板(かがみいた)には松の絵、天井には演目「道成寺」で使用する鐘穴がある。
音響効果の秘密
舞台床下には音を反響させる甕が据えてあり、計算された舞台の配置ともあいまって音響効果を高めている。
影響力と伝統の継続
全体として調和のとれた格式ある能舞台であり、島内の他の舞台への影響も大きい。
最古の演能記録は寛延2年(1749)までさかのぼり、現在も毎年7月下旬に定例能が行われている。
(資料提供:佐渡市)
フォトギャラリー
アクセス
住所:〒952-3421 新潟県佐渡市 吾潟 987
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主催:公益社団法人能楽協会、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
委託:令和5年度日本博 2.0 事業(委託型)